こけし日記

読むことと書くことについて

疲れて本が読めないときに本を読む方法


書くためにはインプットも大事です。
でも、仕事で忙しかったり疲れていたりして本が読めないと悩んでいませんか?
今日は疲れて本が読めないときに本を読む方法
について考えてみました。

 

働いていると本が読めなくて当たり前

働いてると本が読めないことはありませんか。

主な理由は疲れている、時間がないだと思いますが、
そもそも本を読もうという気持ちになりにくいというのがないでしょうか。
本なんて読んでていいのかな?
とそわそわしちゃうようなことありませんか?

その疑問に答えてくれるような記事があったので紹介します。


作家で書評家の三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」
という連載です。

shinsho-plus.shueisha.co.jp


このなかで三宅さんは、2000年代は新自由主義の影響で労働で
自己実現するべきという思想が大きくなったと述べています。

労働者の実存は、労働によって埋め合わされるようになってしまったのだ。それ以前だと、本連載が見てきたように、本を読んだりカルチャーセンターに通ったりして「教養」を高めることで労働者の階級を上げようとする動きもあった。だが新自由主義改革のもとで始まった教育で、私たちは教養ではなく「労働」によって、その自己実現を図るべきだという思想を与えられるようになった。

 

また、同じ頃にインターネットが一般的に使われるようになり、
インターネットではノイズの多い「教養」よりも
ノイズが除去された「情報」が台頭するようになったといいます。

しかし、三宅さんは情報ばかりが台頭する社会にたいして、

労働にアイデンティティを仮託しすぎて、労働がうまくいかないと人生の大半が終わったように感じてしまう社会は、不健全だと私は思う。労働は労働だし、アイデンティティをそこに見出しすぎると、そこを搾取してくる企業はたくさんあるだろう。企業は企業であり、人間のことを考えてはくれない。

だとすれば、本を読めるくらい余裕のある社会のほうが、みんな病まずに、健康に生きられるはずではないか。

と異議申し立てをします。

私は仕事で疲れるとすぐに読書できなくなっちゃうので反省していたのですが、
三宅さんの記事を読んで、
「そっか、そんな状況だから読めなくて当たり前なんだ」と開き直れました。


働きすぎて本が読めないときにどうやって本を読むか

さて、ここからが本題です。


1.開き直る

仕事で疲れているときには本が読めない、
三宅さんの書いているように、それが当たり前です。
まず、開き直りましょう。
自分がダメとか、ほかの人は読めているのにと比べるのをやめましょう。


2.読むと決めた本はしょっちゅう見えるところに置いておく

その次は、読むと決めた本を常に見えるようにしておきましょう。
ベッドサイド、トイレ、カバンの中、どこでもいいですが、
しょっちゅう目に入るところに置いておきましょう。
その際、ほかに興味を惹きそうな本や一気読みしてしまいそうなほかの本は
見えないところに置いておきましょう。
その本が常に見えるようにしておきましょう。


3.並行読みをする

できたら並行読みしましょう。
並行読みとは一度に何冊も並行して本を読むことです。
私は高校生くらいまでは1冊読み終わってから次の本を読んでいましたが、
忙しくなってくるとそれでは間に合わないことに気づきました。

2のヒントと矛盾するようですが、読み終わってから次の本に取りかかる場合、
途中で読み切れなくなるとそのまま読書習慣が途切れてしまうことがあります。
常に3冊~5冊くらい並行して読むことで、
毎日何かしら読んでいる状態となり、読書が習慣化できます。

4.一冊あたりにかける時間は短くていい

人によって読む速さは違うと思いますが、
一日に一冊にかける時間は長くなくてもかまいません。
15分とか20分とか、1章だったり、1節だったり、
内容のきりのいいところまで読むようにします。
そして、疲れていたらそれ以上読みません。
1日15分なら、集中できるし、内容もメモを取ったり、
ふせんをはらなくても理解できるはずです。

5.家にいるときの隙間時間を活用

よく通勤時間に本を読むという人がいますが、実際読めますか?
結構電車で読書って難しくないですか?

満員電車だと本が開けないし、
近くでおしゃべりしてる人がいると集中できなかったりするし、
スマホをいじりたくなるし、うとうとしたりすることも・・・。
それに、カバンで本がぐちゃっとなることもあって私は苦手です。

あと、通勤時間を読書時間にしちゃうと、
通勤しなくなると本を読まなくなるっていうのもよく聞く話です。
それなら、うちにいるときの隙間時間を活用してはどうでしょうか。

特に有用なのが、起きてすぐ、風呂、トイレ、寝る前、
料理の待ち時間やうちを出る前の少し空いた時間などです。

そういうときに、5分でも10分でもいいので、ぱっと読みます。
場所ごとに読む本を決めておいてもいいかもしれません。


まとめ


やはり、疲れているときに中途半端に長い時間読書をすると、
集中力が持たなかったり寝てしまったりします。
1日1時間取るのが無理な人でも、この方法なら、
継続して読書できるのではないでしょうか。

ムリしてやると読書もつまらなくなってしまいます。
かといって夢中になれないくらい疲れているということもあるでしょう。
そんなときはこの方法を思い出してくださるとうれしいです。

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