こけし日記

読むことと書くことについて

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年の8冊

毎年恒例の今年の○冊。(順不同)本当は毎月読書記録をつけたかったけど、忙しくて4月でストップしてしまった。あとでまとめ直すかも。今年はあんまり新刊とか人文書を読まなかった。 ※書評で取り上げた本、自主制作流通系の本は除きます。『おっぱいとトラ…

アンラーン

この間『鎌倉殿の13人』を見ていたら、鎌倉幕府の行政機構って、政所と侍所とあとなんやっけ?ってなってすごいショックだった。あんなに受験勉強したのに!一応地歴の高校免許もとったのに!(答えは問注所)日本語教師の研修で、一度身につけた知識がもつ…

人の信仰について

自分は日本人だからお葬式を仏教でして、正月は神社に行って、人生の節目にお宮参りや七五三を当たり前に行く、というのが当然だと思っていた。しかし、公言していないだけで、何かしらの信仰をもっている人や宗教2世という人は意外と多いことに気づいた。正…

選挙に行くのがだるくても

カナダに住んでいたとき、首相選挙があって私は選挙権がないので投票できませんでした。私はそれまで選挙権があるのが当たり前だったので、もしかしたら自分の周りにも選挙権がない人がいるのかもしれないということを考えたことがありませんでした。選挙の…

2022年4月の読書記録

『母親になって後悔してる』オルナ・ドーナト (著)、鹿田昌美訳女性が身体とか自然の方に割り当てられてあたかも子どもを産むのが当然みたいになってるのに意義申し立てをしている文章を今まで読んだことがなかったので、すごくよかった。あと、新自由主義社…

2022年3月の読書記録

『限界から始める』 鈴木涼美さんはデビューしたとき、なんか苦手だった。何が苦手かわからなかったのだが、この文章を読んでよくわかった。 稼いだお金を払ってまでセックスしたがる男に対して、同じ行為をお金をもらってする自分、セックスを大切に保管し…

2022年2月の読書記録

全部じゃないけど、今年から読んでよかったものはなるべく感想あげていくことにした。制作日誌をつけているこけし日報に載せたものもある。 小松原織香『当事者は嘘をつく』 小松原さんはずっとブログを読んでいて、本が出ると知ってすぐに買った。性暴力被…

2022年1月の読書記録

全部じゃないけど、今年から読んでよかったものはなるべく感想あげていくことにした。制作日誌をつけているこけし日報に載せたものもある。アリ・スミス『冬』 ここ2年くらい、自分の状況がしんどくて、他人への想像力を持つ余裕がなかったけど、やっぱこう…