こけし日記

読むことと書くことについて

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年の7冊

今年はあんまり新刊本を読めなかった。古い本も多いけど、今年読んで面白かった本(一部雑誌収録)のメモをはっておきます。※ブログで感想書いたのはのけました。・『ヒロインズ』ケイト・ザンブレノ(西山敦子訳) 3月くらいに読んだ。何書いたらいいかわか…

「書く仕事」がしたい? 『書く仕事がしたい』佐藤友美

読んで気づいたショック書く仕事がしたい">『書く仕事がしたい』には、いかに「書く」ことを「仕事」にし、続けていくかのエッセンスがぎゅっと詰まっている。 正直言うと私はこの本を読んで、自分はライターの仕事はできるけど、それが本当にしたいことでは…

ドヂな存在とは? 『みんな政治でバカになる』綿野恵太

『みんな政治でバカになる』を読んだ。 タイトルだけ見てみると、政治に興味関心持つやつなんてバカばっかりとシニカルな態度で批判するような本に見えるが、その逆である。むしろ、政治活動したり支持政党があるほど政治的主張がはっきりしてるわけでもない…

【お知らせ】企画や編集についてのご相談を有料化します

これまで書籍編集者として、出版社からお仕事をいただき、商業出版物の企画・編集業務をしてきましたが現在そちらは休業中です。自費出版物や自治体・企業様のパンフレット、広報物については引き続き受注していくつもりです。また、これまで無料でお手伝い…

タナクラバザー:イランで愛される日本のドラマ『おしん』の遺産(要約)

英語の勉強も兼ねて面白かった記事について紹介します。土曜日(6/5)にこの記事を読みました。「タナクラバザー:イランで愛される日本のドラマ『おしん』の遺産」 これを読むきっかけになったのはこの記事です。www.bbc.com英語版はこちら。 www.bbc.com …

扉としてのエヴァンゲリオン

ある作品がきっかけになって、それまで興味がなかった分野に急に興味が出て、新しい世界の扉がばって開くことがある。わたしにとってエヴァンゲリオンシリーズはそういう作品だ。 テレビ放映時はリアルタイムでは見ていなかった。わたしのうちにテレビ東京系…

女の成長とは何か

この間『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を見に行った。すごいわかりやすい男の成長物語だった。ゲンドウを乗り越えてシンジくんは立派な男になった。そして、ふと疑問に思った。 女の成長ってなんなんだろう。 ・・・ 父を殺して大人になるのは成熟を描…

書いてる限り作家でライター『三行で撃つ』近藤康太郎

読んだ理由去年仕事がずっと辛かった。わたしは10年ほどフリーでライターと編集者をしている。2018年に著書を出したあと、もっと自分の名前と作家性を出したような文章を書きたいと思うようになってきた。しかし、去年は引き受けていた編集の仕事の負担が大…

今年したいこと

・山登り 元日に六甲山に登ったらめちゃくちゃ楽しかった。須磨から宝塚まで六甲山縦走コースがあるので、踏破してみたい。 ・『平家物語』を読む六甲山に行ったときに平敦盛の墓と一の谷古戦場があった。 忘れていたが、神戸は清盛が福原京を作ったところだ…

2020年の10冊

昔の本や若いころ読んだことのある本をもう一回読むことが多い1年だった。去年は若いころ理解できなかった文章がわかるようになったり、若い頃よくわかんなかった文章が読めるようになっていたのがうれしかった。・松下竜一『暗闇の思想を』 1973年、大分の…

2020年の振り返り

毎年ぼんやり10個くらいその年の目標を立てているがあまり振り返りをしていないので、2020年は振り返ってみようと思う。 カナダの本を出したい→△2015~17年にカナダ年住んだ滞在記を出したい。ずっとサウダージ・ブックスのサイトで連載をしており、年明けの…

huluでハマった海外ドラマ

読書日記だけど番外編。2020年はうちにいる時間が多くて、動画配信サービスを利用する人が多かったと聞きます。巷ではネ○トフリックスの作品が話題のようですが、わたしはhulu派。あまり話題になりませんが、huluで見て面白かった作品を紹介します。・「ハン…