こけし日記

読むことと書くことについて

歌謡曲って面白そう! 町あかり『町あかりの昭和歌謡曲ガイド』

町あかりさんの『昭和歌謡曲ガイド』を読みました。

 

 

町あかりさんは1991年生まれだけど歌謡曲にハマって、
現在はシンガーソングライターとして活動しておられるそう。

この本はそんな町あかりさんの歌謡曲愛をガイドさん風に「ドヤ顔!」「エモい歌詞!」といった町さん独自の視点で紹介してくれるというユニークなもの。
ガイドさんだけに表紙ははとバスのバスガイドさんの制服なんだって!!
町さんの笑顔に似合ってて非常にかわいい。

有名な曲ばかりじゃなくて、B面やヒットしなかったけどYouTubeには上がってないような曲も紹介しているのは、現代っ子(って言葉が古いかも・・・)の検索力のなせる技。

こういう本ってウンチクだったり、歌謡曲史が延々と書いてあったりして途中で眠くなったりするんだけど、町さんの文章は「この曲のここが好き!」っていうのが素直に出てて、読んでいるとその歌をとても聞きたくなる。
謡曲って面白そう!と新たな世界を教えてくれる一冊でした。

そして忘れてはいけないのが、町さんの歌。
町さんは文章も素直で魅力的だけど、なんといっても素敵なのは歌声。
初めて聞いた、その名も「もぐらたたきのような人」での、のびやかな歌声と、
くるくる変わる表情、楽しそうに歌ってて、こちらもウキウキしてくるような
明るさに一目でファンになりました。


もぐらたたきのような人PV 町あかり (Mogura Tataki No You Na Hito - Machi Akari Official Music Video)


新作の「それゆけ!電撃流行歌」は戦前のヒット曲を現代風にアレンジして
カバーしたもの。
ナツメロがかっこよく聞こえて新鮮でした。

 

  

コロナが収束したらライブにも行ってみたいな〜。