こけし日記

読むことと書くことについて

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

山崎ナオコーラさん『趣味で腹いっぱい』感想

『趣味で腹いっぱい』を読みました。 『趣味で腹いっぱい』の内容会話を中心に話が進むのでとても読みやすかったです。主人公の鞠子は「女性活躍」のご時世に、「主婦になりたい」と堂々と言って、趣味に邁進しています。一方の夫の小太郎は、高卒の銀行員で…

千野帽子さん『物語は人生を救うのか』感想

千野帽子さんの『物語は人生を救うのか』を読みました。 前半は物語は何かとか、どういうものが物語とみなされるかとか、フィクションとノンフィクションの違いといったような理論で、後半(とくに最終章が)著者の千野帽子さんの体験談に基づく話です。例や…

フラワーデモ@大阪(2019年5月11日)

大阪のフラワーデモに行きました。フラワーデモというのは、性暴力の加害者に無罪判決が出たことを受けて、それに抗議する姿勢を示すためのデモです。読書や出版関するイベントではありませんが、フラワーデモはフェミニズムに関する本を出版するエトセトラ…

雑誌『PHPスペシャル』6月号に寄稿しました

本日発売のPHPスペシャル6月号に寄稿させてもらいました。「いいことも悪いことも自分が決める」です。 離婚したとき自分だけが辛くてたまらないように思えて、元夫の動向が気になってしょうがなかった時に、それに振り回されないで、自分の軸をどうやって作…

仕事文脈14号が出ました

「35歳からのハローワーク」第四回は「島で仕事を作る」がテーマです。佐渡島のコーヒー焙煎所&スモールプレス・オケサドコーヒー(@opalsan)さん淡路島のsodatetemarket(https://www.sodatetemarket.org/pages/1599156/info …)で週末スコーン屋さんをひ…

風呂と施しの文化史- 救済と福祉の千年を考える・茂木秀之✖️鈴木遥@Calo Bookshop&Cafe(2019年5月6日) 6

大阪のCalo Bookshop&Cafeで開催された、茂木秀之さんと鈴木遥さんのトークイベント『風呂と施しの文化史- 救済と福祉の千年を考える』に行ってきました。鈴木さんはノンフィクションライターとしても活躍され、『ミドリさんとカラクリ屋敷』という本を出版…

『ヤンキーと地元』打越正行✖️岸政彦@ロフトプラスウエスト(2019年5月3日)

昨日はロフトプラスワンウエストでやっていた『ヤンキーと地元』の講演会に行った。著者の打越さんと社会学者の岸政彦さんが来て対談していた。 普通はどうしてこんな本を書いたんですかとかおもしろいエピソードはみたいな話になるけど、岸さんがガチガチに…