こけし日記

読むことと書くことについて

Don't work too hard(『仕事文脈』9号「バンクーバーと仕事 人生の手札」おまけ)

ときどき文章を書かせてもらっている雑誌『仕事文脈』の9号が出ました。

 


今回の特集は「ごはんと仕事」。
わたしは「バンクーバーと仕事」というタイトルで連載をしています。
内容はこんな感じ。


カナダと日本のカルチャーギャップは他にもあって、
補論として、カナダの人からよく言われる
Don't work too hardという言葉について考えたいと思います。


○一生懸命働くな?

カナダの職場でもうひとつ感じた大きなカルチャーギャップは、
Don't work too hardという言葉。

例えば

クリスマス前に働いていると
Don't work too hard

週5で働いていると人に言うと
Don't work too hard

土曜に働いていると
Don't work too hard

お客さんからだけじゃなく、同僚からも言われる。
仕事を一生懸命やるのが大事、人よりも倍働いて一人前、
自分がどれだけできたかよりも人と比べてどれくらいやっているか、
で評価される日本の価値観とは大違い。

確かに、夫の職場に5時以降に行くと誰もいない。
友人の職場の話を聞いても同様。
残業は「決められた時間内に仕事ができない」としてマイナス評価になる。
5時以降は飲みに行ったり、スポーツをしたり、家族と過ごす時間で、
オン/オフきっちりつけて、
プライベートやオフを充実させてこそ仕事がうまくいくという考え方。

会社の付き合いを断っても、それで評価が下がることはない。
会社の飲み会も2時間くらいで解散で、
家が遠いとか、子どもが入るという理由で途中で帰る人もいる。
日本で「付き合い悪い」と言われることが、
カナダだとその人にはその人の過ごし方があるからね、という感じで
あっさりしている。

上司との関係もフェアな感じ。
例えばわたしの職場だと、
上司の勤務態度を従業員が評価するというアンケートが配られる。
そこには仕事への熱意や成果のほかに、
従業員の扱い方がフェアかどうかという項目もある。
だから、休ませてくれないとか、シフトを入れてほしいのに入れてくれないとか、
暴言や人格を否定したり人種差別的な発言があったら、
従業員からその項目の点数を低くされる。
だから、おのずと上司は仕事に関しては口うるさくても、
人格を否定するような言い方はしないし、いじめなんてもってのほかという感じ。

だからマネージャー業務がいちばん大変。
いろんな国から来た移民がいて、
中には英語が不得手な人、
文化的背景が全然違う人がいる。
教え方が高圧的だったり差別的にならないように仕事を教えて、
うまくチームを回していくっていうのがマネージャーの仕事。
もちろん仕事を覚えられないとクビになったりするけど、
下に一方的に責任を押し付けられるということはない。
それよりも、うまくマネジメントできないのは、マネージャーの責任になる。


○日本とカナダの価値観の違い

日本だと全人格を仕事に投入しないとダメみたいな雰囲気がある。
だから仕事ができないのは、動かすマネージャーじゃなくて、部下の責任になる。
そして、仕事をがんばっているという態度の熱心さが求められる。
そして、態度をはかる指標は、
効率よりも遅くまで残るとか人より早く来るとか、
メールを一秒でも早く返すとか、飲みに誘ったら断らないとか、
わかりやすい目に見えるものに置き換えられたりする。
でも態度ではかるって、上司の裁量でいくらでもなんとでもなる。
だから、パワハラとか残業の温床になりやすい。
日本には企業が従業員を雇ってやってるから
言うこと聞いて当たり前みたいな昔の家制度っぽい名残とか、
仕事のできないうちは一人前じゃないみたいな年齢階梯制の名残が
すごい残っていると思う。
日本の企業は企業に滅私奉公みたいなのがすごいあって、
人生を仕事にかけないとダメって感じがすごい強い。

カナダは逆に、仕事が人生の全部じゃないという価値観が強い。
仕事は人生を構成する家族や趣味や勉強といったものの一部で、
仕事以外のことも充実して、いい人生が送れるという考え方なんだと思う。
だから、仕事で成し遂げたこととか収入が、
その人の人生の評価のすべてにならないし、
ほかのことも楽しみなよって感じで、みんな

Don't work too hard


って言ってくれるんだと思う。


○江戸時代以前の働きかた

そういえば、『逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)という本で、
日本は江戸時代は今みたいに皆が勤勉に働く社会じゃなかったという話が出てきた。

  

 

例えば、

働かなければならないときは自主的に働いて、
油を売りたいときは自主的に油を売ったとか、

働く前にタバコをのんだり、だべったりして、
船を漕ぐとか物を運ぶとか力のいる労働をするときには歌を歌ったとか、
働く側がどう働くか主導権をもっていて、
労働を楽しみに転嫁させるような工夫とか、余裕があったという話が出てきた。

もちろん、江戸時代は今よりお金がかからなかったから
それほどお金を稼がなくてよかったということもあるだろう。
けど、今言われているほど、昔の日本人は働き者だったわけではないみたいだ。
タイトルを忘れてしまったけど、
「ものぐさ太郎」とか「三年寝太郎」とかの昔話から、
日本の昔の農村社会は今思われているほど働き者ではなかったということを、
書いた本を10年くらい前に読んだことがある。
農村社会の中で一人働きすぎることは、村の中で足並みを乱すことで、
よくないこととされていたらしい。
だから、昔の日本にもDon't work too hardみたいな考え方があったんだろう。

今の日本の社会で仕事=人生みたいになってしまうのは、
正社員的な時間を削ってお金を稼ぐような仕事に就かないと、
余裕のある生活をおくれないということが大きいだろう。
それに、社会保険や厚生年金や失業保険といった
正社員になることで受けられる社会保障が大きく、
会社がセーフティーネットになっているというのもある。
さらに、カナダと違って、
就活で人生が決まってその後の進路変更がしにくいということもある。
だから、どうしても仕事=人生みたいな生き方が主流になってしまうんだろう。

○労働は美徳か悪徳か?

わたしはビザの関係で、去年は働けなくてずっとうちにいた。
専業主婦で気楽って感じよりも、お金を稼がないことで感じる
家計や世間の役に立っていないという罪悪感とか、
疎外感の方が強かった。
今年からビザがとれて働き始めたけど、
働くことで、お金を稼いで家計に役立っているとか、
社会と関わっているという実感を持てて、精神的によかった。
仕事=人生になってしまうと、人生が空しくなったり、
働きすぎて病気や鬱になったりする。
逆に全然働かなくても、人から批判されたり、
自信がもてなかったりして、精神的によくないと思う。
適度な労働は健康にも精神的にもいい。
今の日本は、しんどいとか言ったら、すぐ「もっとしんどい人もいる」と言われて
グチもこぼしにくい社会だ。
だから、もっと

Don't work too hard

と言い合って、
ちょっとくらい疲れたとかしんどいとか、
グチをこぼしたりできる社会になればいいと思う。

※2017年4月29日追記
この記事をアップデートした原稿を仕事文脈10号に書きました。
テーマもズバリ「Don't work too hard」です。
5/7の東京文学フリマで先行発売あるそうです。

tababooks.com

 

雪が降りました

この記事でも書いた通り、冬のバンクーバーは雨。 

kokeshiwabuki.hatenablog.com

 
しかし、今年は12月始めに来た寒波により別世界。

 

f:id:kokeshiwabuki:20161210075522j:plain


出かけるのも一苦労

f:id:kokeshiwabuki:20161219082152j:plain



f:id:kokeshiwabuki:20161210080652j:plain


雪かきは大変

f:id:kokeshiwabuki:20161210080721j:plain

f:id:kokeshiwabuki:20161219135949j:plain


鳩も大変

f:id:kokeshiwabuki:20161219141816j:plain



犬も大変

f:id:kokeshiwabuki:20161219073515j:plain

お母さんはもっと大変

f:id:kokeshiwabuki:20161210080425j:plain

子どもは大喜び

f:id:kokeshiwabuki:20161219073759j:plain

f:id:kokeshiwabuki:20161210080247j:plain

大人も大喜び

f:id:kokeshiwabuki:20161219142025j:plain



町にはいろんな作品が

f:id:kokeshiwabuki:20161213131844j:plain

f:id:kokeshiwabuki:20161219081500j:plain



f:id:kokeshiwabuki:20161213131844j:plain


f:id:kokeshiwabuki:20161210075626j:plain


f:id:kokeshiwabuki:20161219145052j:plain



森は様変わり

f:id:kokeshiwabuki:20161214132514j:plain

f:id:kokeshiwabuki:20161214134430j:plain

f:id:kokeshiwabuki:20161214131927j:plain

f:id:kokeshiwabuki:20161213082354j:plain

しかし、それも今日の雨ですべてとけ、
いつもどおりのレインクーバーに元通り。

一足早くつかの間のホワイトクリスマスを味わったのでした。

f:id:kokeshiwabuki:20161219074334j:plain


Have a happy holiday!

バンクーバーで物をなくしたら(Vancouver A to Z [L: Lost and found])

財布、鍵、クレジットカード、大切なものほどなくしがち。
もし海外で大事なものをなくしたら、パニックになっちゃいますよね。
そこで、今回はバンクーバーで物をなくしたときの対処法について書きます。

f:id:kokeshiwabuki:20161217114549j:plain

冬にはよくある手袋の落とし物

○貴重品以外
物をなくしたと気づいたら、すぐさまその日立ち寄ったルートを
もう一度たどってみましょう。
道ばたやお店などに忘れている可能性があります。
このとき覚えておきたいのが、Lost and foundという言葉。
駅や公共施設、お店などで忘れ物を置いている場所のことです。
お店などで訪ねるときは、Lost and foundはどこかまず訪ねましょう。

そのとき

・なくした物とその特徴
・立ち寄った日時
・名前と連絡先

を書いた紙を一緒にわたしておくと便利です。
もし見つかったら、連絡をくれるかもしれません。

○コンパスカード

バンクーバーでバスやスカイトレインに乗る時、
便利なのがコンパスカードという、ICカード
日本でいうsuicaのように事前にお金をチャージしておくと、
タップするだけで簡単に電車やバスに乗れます。

コンパスカードを作るのは簡単。
デポジットとして6ドルが必要で、駅にある券売機で簡単に購入できます。
デポジットウォーターフロント駅で返してもらえます。
旅行者でも一日券が買えるので、数日の滞在なら作っておいて損はないでしょう。

コンパスカードのカードの裏にはカードごとにコンパスナンバーと
CVNナンバーがついており、
オンラインで登録すると乗車/降車記録が見られたり、
クレジットカードと連携させて、オンラインで追加で料金をチャージできます。

www.compasscard.ca


このコンパスナンバーとCVNナンバー、
オンライン登録時のセキュリティクエスチョンは重要なので、
必ず控えておきましょう。

もしなくしたら、まず、駅の券売機で新しいカードを作ります。
次にcompass customer serviceに電話します。

www.compasscard.ca


なくしたカードのナンバー、CVNナンバー、セキュリティクエスチョン、
新しいカードのナンバーを聞かれますので、それを答えると、
新しいナンバーのカードに、古いカードに入っていた残りのチャージ料金を移してくれます。

カードはなくしやすいので、専用パスケースや財布の所定に位置に入れて出し入れを減らすといいでしょう。

○貴重品

わたしは幸いなことにまだ貴重品をなくしたことがありません。
パスポート、デビットカード、クレジットカードについては、
現地の警察に紛失届けを出すとともに、
カード会社や銀行へ連絡が必要です。
パスポートの場合はダウンタウンにある日本の領事館へ行きましょう。

地球の歩き方等のガイドブックや、こういったサイトには、
紛失・盗難時の対処法が載っていますので、
渡航前にチェックしておきましょう。

バンクーバー - カナダ留学情報サイトStudy in Canada!

○まとめ

バンクーバーは比較的安全な都市だと言われています。
しかし、なくし物に関していうと疑問です。
わたしは上着とコンパスカードをなくしましたが出てきませんでした。
特にダウンタウンでは貧富の差が激しいので、
なくした物をそのまま誰かが拾って持っていく可能性が高いです。
また、職場や学校でも貴重品は自分で責任を持つようにと言われました。
基本的に親切で優しい人が多いと思う町ですが、
人の出入りが激しく、貧富の差も大きいので、
なくし物は戻ってこないと思った方がいいでしょう。
楽しい旅行/生活を送るためにも、みなさん、落とし物には気をつけて!

バンクーバーで薬を買う(Vancouver A to Z [m:medicin ])

海外に住むと、今までとは違う環境、食生活、
慣れない生活習慣によるストレスなどで、体調不良を起こしがちです。
そこで今回はバンクーバーで買った薬について紹介します。

わたしは事前にグーグル検索+日系サイトでどの薬を買うか当たりをつけて、
現地の薬局にいる人におすすめを聞いて買いました。
以下は自分で使ったものです。


○胃もたれ
tums

f:id:kokeshiwabuki:20161209210412j:plain


最初、食生活に慣れず胃もたれを起こしました。
珍しい料理をいろいろ食べたくて食べ過ぎたり、
フレンチフライ、お肉といったボリュームの多い料理、
マフィンや缶入りスープに含まれているバターや油が原因でした。
お菓子のような外見ですが、れっきとした薬だそうで、
カルシウム成分が入っているそうです。
かんで食べ、味は薄いラムネみたいでした。


胃もたれは予防の方が大事なので、
腹八分目を心がける、

脂っこいものを食べない、
など食生活を見直すとほとんどなくなりました。



○風邪 
advil

f:id:kokeshiwabuki:20161209210327j:plain


バンクーバーで2回も風邪を引いて寝込みました。
どちらも急にのどが痛くなったかと思うと、急激に熱が上がり、
それが2、3日続きました。
日本で引く風邪よりも、
のどの痛みや熱の上がり方が急でびっくりしてしまいました。

advilは即効性があり、1日で熱が下がり次の日には動けるようになりました。
効き目が強すぎるので、あまり使いたくないのもあって、
できるだけ風邪を引かないようにしています。

○花粉アレルギー
allegra & benadryl

f:id:kokeshiwabuki:20161209210210j:plain


花粉症がないと思っていたバンクーバーですが、
春と秋にスギやヒノキ以外の花粉や芝生が原因で、
目のかゆみ、鼻のむずむず、鼻水、くしゃみといった症状に悩まされました。

どちらも使うとすぐに鼻水がおさまって、早く効くのに驚きました。
薬によって眠くなるタイプもあるので、
運転や集中力のいる仕事をする人は購入時に注意が必要です。


○歯痛、口内炎
orajel

f:id:kokeshiwabuki:20161209210509j:plain


たまに、熱いものを食べたり、免疫力が落ちていたなどが原因で、
口内炎が悪化して
口の中がものすごく腫れて痛くなりました。

orajelは塗り薬で、患部に直接塗ります。
炎症を抑えるというよりは、塗るタイプの麻酔薬という感じで、
痛みをましにするものでした。
逆に気になって患部を触ってしまうので、わたしには逆効果でした。


○ニキビ
 clean&clear

f:id:kokeshiwabuki:20161209210649j:plain


食べ過ぎ、油分の多い食事、ホルモンバランスの崩れなどで、
大きなニキビが鼻やおでこやあご周りにできるようになりました。

塗り薬で患部に直接塗ります。
中に入っている過酸化ベイゾイルという薬剤の強さによって、
2%、5%、10%と別れています。
2%と5%を使用してみましたが、わたしの場合はすぐにニキビが消えず、
かえって長引いてしまいました。
10%はまだ試したことがありません。
ビタミン剤をのんだり、洗顔と保湿をしっかりすると徐々に消えていきました。


○頭痛、生理痛
tylenol

f:id:kokeshiwabuki:20161209210036j:plain


日本ではバファリンを使うか、カイロをお腹周りに貼って
乗り切るかしていたのですが、
どちらも持ってきたものがなくなったので、こちらの薬を購入しました。

効き目が早く、眠気なども感じませんでした。
しかし、見た目がどぎつくて使うのに抵抗がありました。


○おわりに

特に海外で住んでいると、知らず知らずのうちにストレスを受けています。
語学や文化ギャップ、仕事や勉強のプレッシャーといったわかりやすいこと以外にも、
これまでの環境から切り離されたことで感じる孤独とか、
現地で所属がなくて身の置き所がないといった、言葉にしにくいものもあります。
ワーホリだとか学生だとか駐在とか家族についてきた人とか、
立場によって多少差はあるでしょうが、
比較してどちらが大変と言うものではないと思います。

わたしは日本にいた頃は比較的健康で、
自分が不健康だと思ったことはあまりありませんでした。
しかし、海外に住ひんぱんに体調不良を起こすようになりました。
そういったストレスも原因のひとつだったと思います
また、体調不良を起こしたことで、
これまでの生活スタイルを見直すきっかけになりました。
これまでは、徹夜とか睡眠時間を削って仕事をするとかがしょっちゅうあり、
食事を抜いたり会合やイベントで食べ過ぎるとか、飲酒しすぎることもありました。
それでも、自分は健康だから大丈夫だと思っていました。
でも、それは慣れた環境だから無茶できていただけだろうと思います。
カナダでもそんな生活を続けるのはよくないと考えを改め、
よく寝る、食事の量に気を遣う、
飲酒量を減らす、適度な運動といった当たり前のことを心がけるようになりました。

日本にいたときより生活は単調になったかもしれないけど、
外国では健康にいることがいちばん大事

そんなふうに思って毎日生活しています



全体的に見て、わたしはカナダの薬で副作用やアレルギーが出たり、
症状が悪化することはありませんでしたが、
薬はアレルギーや効果が人によって違いますので、
購入はご自分の判断でお願いします。


バンクーバーに住んだことで起こったファッション観の変化(Vancouver A to Z [F: Fashion])

服の話は今回でおしまいです。
前回、前々回で服の買い方と処分の話を書きました。
 今回はバンクーバーに来て自分のファッション観が変わった話を書きます。


kokeshiwabuki.hatenablog.com

 

 

kokeshiwabuki.hatenablog.com

 


まず、来ていちばん驚いたのは、バンクーバーのおしゃれが、
日本のおしゃれと全然違っていたことです。

1、体型の長所を見せる

おしゃれには二つの方向性があると思います。
体型の難点を隠すか、体型のいいところを見せるか。
日本は言うまでもなく隠す方向でしょう。
チュニックで下半身をカバーしたり、
上半身にボリュームを作って下半身に目がいかないようにして、
足が長く見えるようにしたり。

なので、日本で売っている服は
服にフリルやウエストマークがついていて、
デザイン性の高い服が多いです。
また、着こなしも、目線をずらして体型の難点を目立たないようにしようとするので、
エリを出したり袖をまくったり、アクセサリーや小物をつけたりと、
服以外の要素が多いです。
それに、道徳とか常識みたいなのがあってか、
全体的に露出の少ない格好が多いです。

一方バンクーバーの人の格好は、
前々回の記事にも書いたように、
露出の多い格好や、透けた素材の服が多く、
丈が短かったり、スリットが入っていて、
ウエストや足を強調するような服が多いです。

日本にいたときはそんな格好をしていいのは、
モデルや若くてきれいな人くらいだろうというような先入観がありました。
しかし、バンクーバーでは、どんな世代の人でも、どんな体型の人でも、
そういう服を堂々と着ていることに驚きました。


2、女性らしさにこだわらない

それから、スカートをはかない人が多いことにも驚きました。
住む地域にもよりますが、わたしの住んでいるエリアでスカートをはいている人を見る機会はすごく少なかったです。
理由として考えられるのは、ひとつは天候の問題。
冬場は足下が悪くて、寒いので、スカートは合理的じゃないこと。
もうひとつは、ファッションにおいて女性らしさ、
もっと言うと男性への媚のようなものが、
あまり重視されていないからなのではと感じました。

わたしが20代だった2000年前半は
雑誌で「モテ服」「愛され系」という言葉がはやっていました。
それは言い換えたら「女性らしさ」を全面に出したような格好のことです。
たとえば、女性の柔らかさを感じさせるパステルカラーのような色遣いや、
シフォンのようなふわっとした素材の服、
清楚さを感じさせるようなメイクや髪型でまとめた服装です。
いわゆる女子アナと呼ばれている女性のアナウンサーや、
「お嫁さんにしたい人」に選ばれるような女優が
ドラマなどでしている格好に代表されます。

わたしも実際同世代や年上の男性から、
「かわいくなるからそういう格好をした方がいい」
というようなアドバイスを受けることもありましたが、
わたしは当時古着が好きだったこともあって、
そのようなアドバイスをほとんど無視していました。
しかし、学生のうちは古着でよくても、
社会人になるうちに無視しきれなくなりました。
なぜなら、それが「社会人になったらこういう格好をしましょう」という
一種のお手本というか、規範みたいになっていたからです。
わたしはどちらかというと森ガールほどいかないガーリーな服が好きだったので、
そういう服を着るのは結構嫌でした。
また、「愛される」ことを主体にして服を選ぶのが自分を抑えているようで、
そういうことを言われるたびに、かわいくなるっていうんだから受け入れないといけないという気持ちと、別にそうまでしてかわいくならんでもいいわという気持ちで、ぐらぐらしていたものです。

しかし、バンクーバーで売っている服や、バンクーバーの人の服装を見ていると、
日本の「愛され系」ファッションをほとんど見かけることがありませんでした。
体型を強調する服は女性の体型を魅力的に見せるためで、
そこに男性への媚が含まれているように感じませんでした。
わたしはこれまで女性らしい服を着るのが恥ずかしく、
ガーリーとか古着に逃げているところがあったのですが、
パンツでも素敵なスタイルの人がいたり、
露出や透けている服でもいやらしくない人がいたりして、
女性らしさが男性への媚とイコールでないこと、
女性らしさの表現にはいろいろあるとわかりました。
特に「愛され系」ではない形で、
自分の女性らしさを表現できるかもしれないと思ったのは発見でした。

3、標準がない

また、バンクーバーでは同じスタイルをいろんな人が着ていることに驚きました。
同じメーカーの服、似たような着こなしをいろんな人がしています。
サイズはXXSからLまであるし、背の高い人も低い人もいます。
みなそれぞれに似合っていて、うまく着こなしています。

日本にいたときは、理想的な顔や体型、メイクや着こなしというのがあって、
そこからずれたところ(主には欠点)ばかりに目がいっていました。
なので、嫌でも人と比較するところがありました。
それは、日本だと
同じような髪の色、肌の色、目の色の人ばかりで、
理想的な標準というのがあって、そこに寄せていくような
ファッションだったからじゃないかと思っています。
でも、バンクーバーだと、そもそもの肌の色や目や髪の色や体型がバラバラで、
似合う服も色もお化粧方法もそれぞれ人によって違うので、
あまり人と比べるということに意味がないなと思うようになりました。

f:id:kokeshiwabuki:20161208142451j:plain

化粧品売り場では肌色に合わせて口紅が何色もある

4、ファッションに多様性がある

いろんな国から人が着ているので、いろんな国の着こなし、流行、
民族衣装を見かけます。
ヨガパンツにブーツとパーカーやニットやチェックシャツとベストの組み合わせの
シンプルなスタイルの地元の子、
ワンレイヤーで真っ黒の髪に真っ赤なリップを塗るメイクが特徴の韓国の子、
おしゃれめがねにごついスニーカーとハイブランドの服で固めた中国系の子、

それだけじゃなくて、


宗教によってはスカーフをまいている人、
サリーを着ている人、男性はターバンを着けている人もいます。
自分は着なくてもスカーフのまき方にはっとしたり、
サリーを売っているお店で色の派手さにくらくらしたり。


f:id:kokeshiwabuki:20161208142525j:plain

インド人街にあるサリーを売る店


日本にいたときは、そのときの流行を追いかけなきゃという気持ちがあって、
追いつかなかったりうまく着こなせないことに嫌気がさすことが多かったです。
自分が似合う服と着たい服の違いもあまりわかっていませんでした。
でも、バンクーバーでいろんな格好を見ていると、
それぞれに素敵でいいところがあることがわかり、
全部を真似することは不可能だし、
自分の個性や長所が出るような似合う服を探して着ればいいんだと、
おおらかな気持ちになりました。


まとめ

ファッションには、自分の体型や、頭の中の理想や、社会の常識や
いろんな要素が関わっています。
そのいろんな要素にひっぱられていつも迷走していました。
特に自分の中では2の、女性らしさはどうしたらいいのかよくわかりませんでした。
しかし、バンクーバーでいろんな格好の人を見たことで、
女性らしさの表現の多様さを知ったのは結構ヒントになりました。

///

胸やお尻を無理に隠さなくてもいい
短い足でも大きなお尻でも魅力的に出すことはできる

露出が高い服を着るのは触っていいからじゃない
くびれている部分や胸の形や
自分の体で自分が好きな場所を強調するためだ

ふわふわの服、パステルカラーの服を着なくてもいい
好きなら着てもいい
それを着るのはわたしがその色や形を好きだからで
誰かの好みに合わせているからでも
誰かに気に入られるためでもない

あの子みたいになれないと思う必要はない
わたしはあの子ではないからだ
あの子になるために着るのではない
わたしがその服を着たらいい感じになるから着る

あの子みたいじゃない誰かを笑わない
その子は別にあの子になりたいわけじゃない
そうしない人を笑っていいという理由はない

好きで似合ってその人が魅力的に見える服を着れば、
気分良く過ごせる
人が気分良くやっているのを
とやかく言う権利はない
言われる理由もない

///

これからはこういう感じで、短所よりも長所に目を向け、
人と比べないで、自分の個性や長所が出るような似合う服を探して
着ていきたいと思います。


バンクーバーで服を処分する(Vancouver A to Z [F: Fashion])

さて、前回は服の買い方について紹介しましたが、
服の処分の仕方についても紹介したいと思います。


1、服を捨てることへの罪悪感

前回は服を買うことについて書きました。
断捨離本や掃除テクニックにもよくあるように、
ものを増やすと、その分減らせとあります。
実際に着ないし、場所もとります。
愛着や値段を考えると捨てることに躊躇するのですが、
やはり買った分捨てなければいけないと思うようになりました。

 

kokeshiwabuki.hatenablog.com

しかし、以前ライターの鶴見済さんのブログで、
日本ではひとりあたり年に9キロの服を買い、
8キロの服を捨てているという話を読んだことがありました。

tsurumitext.seesaa.net


また、服作りの現場で児童労働があるというニュースを聞いたりして、
服を捨てることに罪悪感がありました。

着ない服を処分したいと、処分することの罪悪感で、
どう処分するのがベストなんだろうというもやもやした気分を抱えていました。


2、服を寄付する


あるとき、My Sister Closetといういい感じの古着屋さんを見つけました。

f:id:kokeshiwabuki:20160228153233j:plain



そこはBWSSという暴力を受けた女性をサポートする団体が運営しているそうです。
服はすべて寄付によるもの、店員さんはボランティアで、
この服屋の売り上げが団体の活動費になると聞きました。
私はできたら自分の関心のある活動に役立つところに寄付したいという気持ちがあり、そこに着なくなった服を寄付をすることにしました。

着ない服を洗って、きれいにアイロンがけして持っていくと、
その日はちょうどアースデイのイベントで、
寄付をした人は20%割引券がもらえました。
わたしは行けなかったのですが、その日は互いに不要な服を交換するイベントもあったそうです。
服を通じて、いろんな人にその団体の活動にかかわってもらう仕組みを作っているのが印象的でした。

 ○My Sister Closet

 http://www.bwss.org/about-bwss/my-sisters-closet/



3、バンクーバーでの服の処分方法

そうやって自分の服は処分したものの、バンクーバーでは実際にどうしているんだろうと気になっていたところ、
バンクーバーを含むメトロバンクーバー地区で、服と布の埋め立てを禁止しようとしているというニュースを読みました。

www.cbc.


この2016年8月19日のカナダのテレビ局CBCのニュースによると

 メトロバンクーバーエリアに住む人たちは、
 毎年平均して19キログラムの布を捨てているそうです。  
 そしてこんなに服を捨てる多いのは、服が再利用しにくかったり、
 寄付できることを知らないためではないかと考え、
 メトロバンクーバーで埋め立ての禁止をしようとしているそうです。  

そして、服の処分の方法として、以下の3つが紹介されていました。

 H&Mで2013年から始まった取りくみで、世界中どこのショップでも、
 どんなメーカーの服でも、どんなコンディションでも、
 バッグ2袋分までなら引き取って、リサイクルに回すという取り組みだそうです。

 

http://about.hm.com/en/sustainability/get-involved/recycle-your-clothes.html

 地域の何か所かに置かれたドネイションボックスに
 いらなくなった服を放り込むだけで服を寄付することができます。
 ドネイションボックスはいろんな団体が置いていますが、
 ここで紹介されているのは、子ども病院のものです。

 捨て犬や猫を保護する施設に、タオルやブランケットを寄付する取り組みです。
 ※カナダではペットを飼うときにペットショップで購入するより、
 こういった保護施設から引き取るのが一般的だそうです。

http://www.spca.bc.ca/about/faqs/can-i-donate-items-to-my.html


まとめ

これまでは自分が着なくなった服は、ゴミとして捨てるかフリマで売るか、
ぞうきんにするくらいしか方法が思いつきませんでした。
捨て時、売り時がわからなくて、着たおしてゴミという処分方法がほとんどでした。
でも自分が着なくなっても誰かが着るかもとか、役に立つかもという視点があると、
季節ごとに寄付したり大事に着たり、
服との関わり方も見直せることに気づきました。

服との関わり方は欲と罪悪感との葛藤があって、
買えなかったり捨てられなかったりすることが多く、
うまく付き合えているような気がしなかったのですが、
これからはもう少し気楽に付き合えそうです。

服の話はもう少し続きます。
次回はバンクーバーに来て変わったファッション観について書きたいと思います。







バンクーバーで服を買う(バンクーバー A to Z[ F:Fashion])

今回はバンクーバーで快適な衣服生活を送るコツを紹介したいと思います。

1、日本の服が似合わない・・・


来るにあたって飛行機に詰め込めたのはトランク2個分。
もちろん船便で送ることもできたのですが今回は手荷物のみで引っ越しました。
持ってきた服は私が日本で好きだった柄物のブラウスやワンピースなど。

f:id:kokeshiwabuki:20160815085455j:plain

日本にいた頃はこのような柄物のワンピースや、
レトロなテイストの形や色の組み合わせの服が好きでした。
柄×柄、紫や緑、オレンジといった派手目の色の組み合わせが好き。
かなり派手かつまとまりのない感じでした。

バンクーバーで同じように着てみると、何か違和感を抱きます。
周囲から浮いている気がしてなりません。
なぜかというと、バンクーバーの人たちの服装からかけ離れているからです。
バンクーバーの人のオシャレは基本シンプル。

夏場はこんな感じで極力涼しい格好

f:id:kokeshiwabuki:20161206081007j:plain

夏はショートパンツ、キャミソールかTシャツ、サンダル。
帽子やストールなんてもってのほか。
日焼けなんて気にしない格好。


冬場は雨が降って寒いから、防寒防水に徹する

f:id:kokeshiwabuki:20161206081154j:plain

トップスはニットに防水のアウターやダウンジャケット、
ボトムスはスキニージーンズか、レギンスをそのまま
(レギンスをそのままアウターとしてはくというエピソードは、
ニューヨーク在住の漫画家・近藤聡乃さんの『ニューヨークで考え中』にも出てきて、
やっぱり同じところでびっくりするんだと思いました)。

足下は長靴かショートブーツ。
人気はHUNTERBlundstone
鞄はリュック率が高く、よく見かけるのはバンクーバーのブランドのHERSCHEL
日本でも人気のFJALL RAVENのもの。


加えて自転車に乗る人、運動する人が多いから、
スポーツウェアを普段着として着こなしている。
日本で着ていた服は雰囲気に似合わない上、
日本のオシャレ服はバンクーバーで不便すぎる!!!!
あまりに着る服がないので、改めて服を買うことにしました。


2、何を買えばいいのやら・・・

しかし、買い物に行ったものの、なかなか欲しい服が見つかりません。
何が原因なのか考えてみました。

その1、サイズ

サイズ表記が違うので、まず自分に合うサイズを探すのが難しい。
日本のSやXSは欧米のSや2というサイズなんだけど、売っている数が少ない。
欧米サイズのSは裾や腕の長さや足の長さが合わない。

ちなみに買い物に行く前に、サイズ表記が違うので、
事前にサイズ表記をチェックして行きましょう。


その2、色が似合わない

特にアウトドア用の服はパステルカラーと蛍光色が多く、
その服だけ浮いてしまい、他の服と合わせにくいような色が多いです。
蛍光オレンジや蛍光イエローなんて序の口で、
さらには蛍光オレンジと紫の切り替えなんてパンチのあるデザインの服も。
日本の町で着ていたら浮きそうで、買えませんでした。


その3、着こなしがわからない

こんな感じの胸元が開きすぎている服、透けすぎている服、

f:id:kokeshiwabuki:20161206080311j:plain

あるいは、ロング丈で両横にスリットが入ったニット、
おへそが出るくらい短いトップスなどなど。
こういった服は、着こなし方がわからず、手が出ませんでした。

3、試行錯誤の結果

いろいろ試した結果、無理矢理バンクーバーテイストにするのはやめて、
なるべくシンプルな形の服、柄のない服を中心に買うことにしました。

その中でも自分が着て着やすいデザインだったり、サイズが合う服を
見つけたお店を紹介します。

ファストファッションの子ども用サイズ
H&MやGAPやZARA等のファストファッションは、
欲しい服に限ってサイズがなかったり、
自分の体型のせいで似合わなかったりしました。
しかし、子ども服サイズの13−14がぴったり。
ただ、女児服は胸とおしりが入らない&男児服はただの地味な人になってしまうので、オシャレっていうよりは普段着用って感じでした。

○アジアの人がよく買い物にくるブランド
店員さんやお客さんに中国の人や韓国の人が多い店は
小さいサイズの服も置いてあり、重宝しました。

・NOUL

ダウンタウンにあるお店で、店員さんもお客さんもアジアの人が多い。
はやりなのか、このブランドのテイストなのか、ビッグシルエットの服も多い。
ふつうのデザインの服のXS、Sはちょうどいい。
今韓国ファッションが日本でも流行ってるらしいので、日本でも着られそう。

NOUL


・ROOTS
ダウンタウンの支店だと日本人観光客が多いから、
日本人の店員さんがいるお店があるし、XS、Sも置いてある。
素材もいいし、デザインも割と好き。

https://www.roots.com/ca/en/homepage


※自分には似合わなかったけどよさそうだったお店

・JOE FRESH

カナダのユニクロって感じの普段着とリラックスウェアーが中心のお店。
XS、Sも置いてあります。

https://www.joefresh.com/ca/

・aritzia

サイズ展開が豊富。XXSまである。
デザインも日本で着られそうなのが多かった。

http://www.aritzia.com/en/default

 

○モールに入っているブランド
ちょっと郊外に行くとあるショッピングモールに入ってるブランドは
値段が手頃で、デザインが奇抜でないものが多いように感じます。
アジアからの移民が多いところにあるお店だと、サイズがあったりします。

○日本人から服を買う
日本人がやっているお店や、
日本に帰る人がやっているガレージセールやフリマ、
日本人向けコミュニティサイトで服を売っていたりするので、
日本の服も手に入れようと思えば手に入ります。

branch and knots

http://www.branchesandknots.com/


ここはオーナーが日本人の方で、日本から服を仕入れていると言っていました。

○買い物時の注意点
カナダは60日以内ならタグが着いていて、レシートがあれば返品可です
(セール品や店舗によってそうじゃないお店もあるので、確認が必要です)。
なので、日本にいるときよりも結構思い切って買い物ができました。
ちなみに、返品されてきた服も一緒に売っているので、
汚れやほつれなどはよ〜く確認した方がいいです。


わたしはバンクーバーで服を買うのに苦労してしまいましたが、
逆に言うとカナダの女性の体型に近い方、背が高い方、
アウトドアウェアやスポーティーな格好が似合う方は、
オシャレの幅が広がりそうです。
それから日本から撤退予定のバナナリパブリックとかオールドネイビーなどの
アメリカンテイストな服が好きな人も選択肢が広がって楽しそうです。

ここではわたしの好きなテイストのごく一部のお店を紹介しましたが、
バンクーバーにはほかにもいろんなテイストのお洋服屋さんがたくさんあるので、
いろいろトライしてみてくださいね。

おわりに

以前雑誌の原稿を書くために服を一年買わないで生活できるか試したことがあります。

 

 


その一年は人からいらない服をもらう、穴があいた服は直す、
気に入らない服は染め替えするなど工夫をこらしてみました。
それでなんとか一年過ごせることはわかりました。

しかし、改めてわかったのは、服は消耗品だということでした。
新しい服を買わずに、少ない服で回しているとどんどん服が傷んでゆく・・・。
そして、気に入った服ほどよく着て、
すぐくたっとしてみすぼらしい感じになってしまう・・・。
バンクーバーに来て、環境が変われば着る服も違うということに、
改めて気づきました。

以前は物を買わない&一生ものを大切にみたいな主義にあこがれがあり、
なるべく買わないで生活したいと思っていました。
しかし、環境が変わると難しいと分かった今は、
最近は服は消耗品であると割り切りつつ、
消費しすぎたり、使い捨てにならない方法で、
好きな格好ができる方法を模索中です。

服についてはいろいろ書きたいことがまだあるので、次回に続きます。