先週から台湾の語学学校に入った。

台湾は日本みたいに私営の語学学校があるわけではなくて、大学に付属の華語センターがあってそこで留学生を受け入れる形になっている。
私のクラスはほとんどがベトナムから来た若者で、大学進学を目的にしている。
ベトナムはちょっと前まで日本留学ブームだったのが、台湾留学ブームに移っているようだ。
教科書は『時代華語』で、日本語学習でよく使われる『みんなの日本語』みたいな定番教科書。
ワークブックと漢字練習帳もついていて、私も持っている。
漢字は日本とほとんど同じだろうと思っていたが、この繁体字をよく見てほしい。
何か違わないだろうか。
步
そう、日本の「歩」と違って、点が一個少ないのだ。
繁体字はこのような微妙な違いが多いので、日本の漢字が書けるからといって油断ならない。
授業は直接法で、習いたい言語で習いたい言語を勉強するという方式。
これまでオンラインで1年ちょっと勉強してきたとはいえ、オンラインはマンツーマンで間接法(日本語で説明してもらう方式)だったので、わからないところは日本語で質問できた。しかし、直接法で集団授業だと結構ついていくのが大変だ。
ベトナムの学生にとっては華語は習得しやすいようで、学生も先生も結構話すのが早い。発音もほとんど訂正されていない。
しかし、私はついていくのがやっとで発音もよく訂正される。
終業のチャイムが鳴る5分前から学生はそわそわしだして片付け始め、チャイムと同時に帰って行く。日本で日本語教師をしていたときも同じだった。どこの国でも学生のやることは一緒で笑ってしまう。
一人だけ残された教室で先生に、「ぜんぜんしゃべれない」と泣きつくと、「慢慢來」と言われた。
ほかの学生は来て3ヶ月経ってるけど、あなたはまだ一週間なんだから、ゆっくりやればいい、ということだ。
そうはいっても話せないのは恥ずかしい。
最初の授業で教科書と自分を信じてがんばってと言われた。
人に教えるときには自分もそう言ってるけど、自分が教わる立場になるとなかなかそうは思えないものだ。
焦らず「慢慢來」の気持ちでやっていこう。