こけし日記

たのしい台湾生活

便利か不便かよくわからない

日本で住んでいた家を引き上げて、台湾に引っ越した。


台湾に来て10日くらい経ったが、まだ暑くて湿気や食べ物に慣れない。
引っ越し中は緊張で10時に寝て4時半に起きていたがだんだん長く寝られるようになってきた。
引っ越しするのは9年ぶりだったが、9年の間にいろんな手続きが変わっていて驚いた。
いちばん大きいのは、電話での手続きが減り、インターネットでの手続きが増えていたことだ。

特に、電気、ガスは私が契約していた会社はアカウントを作るように推奨されており、そこから手続きをするように勧められていた。
しかし、アカウントを作ってからログインが面倒であまりしなくなり、ガス会社の方はシステム自体が変わっていてアカウントを作り直さなければならなくなっていた。

インターネットに関してはS社の光回線を使っていたが、手続きが煩雑で心が折れそうだった。解約がサイトのどこにあるか非常にわかりにくく、しかも解約手続きはすぐにできなくて、改めて向こうからかかってくる電話を受けなければならず、その日を予約する必要がある。それが1週間くらい先だった。

そして電話の際に、しつこくどこに引っ越すのかや次の引っ越し先で使う予定はないかを聞かれ、さらには今の家にそのまま残しておける管理会社さんもありますよと言われた。それを、さも親切な提案であるかのようにしてくるのだが、要は私が使わないのであれば、次の入居者に使ってもらおうという算段であろう。
そのせいで私はまた管理会社や業者に電話をすることになり、2度手間だった。しかも、業者に電話する際はかかりにくく、10分以上待たされた。
さらには、解約すると言っているのにまた業者から電話がかかってきて、継続で使いませんかとか、どこに引っ越すんですかなどとしつこく聞いてくる。社内の報連相はどうなっているのであろうか。また、機器は自分で梱包して元払いで返却せねばならず、引っ越しのバタバタで忘れそうになるのでとてもヒヤヒヤした。返し忘れると料金がかかるので、それも見越してそういうやりかたを取っているのではないか? などとうがった見方をしてしまう。

 

銀行関係は多くの銀行がコロナ禍以降予約制となっていた。
予約すれば待たないですっと行けるのは便利だが、以前のようにちょっとわからなくて聞きたいことを気軽に窓口で聞ける雰囲気ではなくなっており、敷居が高くなっていた。
また、紙の通帳を随時廃止しており、アカウント登録してアプリを使うことを推奨している銀行が増えている。ちょうど私が銀行に行った折もパスワードがわからなくなったおじいさんが来ており、「毎回ここに来てもらわないといけないし、メモしてください」と行員に言われていた。
けど、私はまたこのおじいさんは来ると思う。
40代がついていくのがやっとのシステムに、70代とか80代についていけというのは酷ではないか。

 

役所関係は、やはりマイナンバーがあるかないかでだいぶ違うと感じた。
マイナンバーがあると早いし、住民票や戸籍を取るのがだいぶ楽だ。
私は数年前にマイナンバーを取得し、仕事で戸籍を求められることが多いためコンビニで印刷できるようにしてある。
ちなみに戸籍が必要なのは、私が仕事で使っている資格に大学の卒業証書の提出が求められることがあり、その苗字が結婚で変わったので同一人物であるということを証明する際に必要になるためだ。

そもそも夫婦別姓にしていれば、そのような証明も不要なのだが。
しかし、コンビニで戸籍を印刷するときに電子証明というのが必要なのだが、その更新期限があってそれがマイナンバーの更新期限より早く来る。しかも、働き方改革とマイナンバーで前は土日や17時以降も開庁していた出張所が早くしまったり、土日は開かなくなっている。

しかも、マイナンバーは暗証番号を3回間違えたらロックされる。
その暗証番号を変えるためには役所に行くか、電子証明を持っていたらコンビニでも手続きができるが、その前にアプリをダウンロードしてアプリでコンビニで暗証番号を変える手続きをしなければならない。

www.jpki.go.jp


意味不明!

マイナンバーもアプリももっていれば便利だと言うが、便利を享受するためには手続き必要で、しかもその手続きは煩雑なのだ。そして、その手続きができない人は置いてけぼりにされる。

 

これじゃ便利か不便かよくわからない!!

 

前に引っ越しした9年前はまだインターネットと人力が五分五分くらいで、インターネットの煩雑さよりも便利さの方が優った。でも、ここまでなんでもアプリと認証が必要になってきたら、逆に不便。

不便さを感じるのは、その便利さが利用者のためではなくそのサービスの提供者側のために使われているからではないか。人手不足や働き方改革などのせいで、今までの人力のサービスを変えていかなければいけない理由もわかるのだが、こうあからさまに相手の都合に振り回され続けると、がんばってテクノロジーについていってるのがバカらしくなってくる。