こけし日記

読むことと書くことについて

選挙に行くのがだるくても

カナダに住んでいたとき、首相選挙があって私は選挙権がないので投票できませんでした。私はそれまで選挙権があるのが当たり前だったので、もしかしたら自分の周りにも選挙権がない人がいるのかもしれないということを考えたことがありませんでした。
選挙の話題となるとき、選挙権があるのが当然、投票できて当然、というスタンスで語ってしまいがちです。でも、カナダでの経験から、もしかしたら周囲には外国籍で選挙権がない人がいるかもしれないと考えるようになりました。
選挙の時期になるたびに、そういう人たちが周りにいるかもしれないことを忘れないようにしようと思いました。

また、以前、カナダに住んでいたとき、衆院選があって在外投票をしました。当時は在外投票は大使館まで行くか郵送でした。投票は大事ですが、郵便事情が悪い国の場合やどうしても大使館まで行けない場合は棄権せざるをえないだろうと想像できました。
今私は日本に住んでおり、選挙権があり、投票所が近くにあります。だから、そのときのことを忘れないようにしようと思いました。

この文章を読んでくださっている人の中には、選挙権があって投票所もあるけどなんかだるいし行きたくないみたいな感じの人もいるかもしれません。
でも、少しでもいいので、選挙権がない方のことや仕方なく棄権しないといけない人のことを考えてもらえたらと思いました。

やはり、選挙権がもらえているということはとてもラッキーなことだと思います。
せっかくあるこの特権を今日生かさないでいつ生かすのでしょうか。

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