こけし日記

読むことと書くことについて

ライティング講座を開催しました(@神戸 Wacca 2019/7/27)

新長田にあるシングルマザーの就業支援や子どもの学習支援をしているWaccaさんでライティング講座をしました。

新長田ってどこ?と思うかもしれませんが、
阪神大震災で大きな被害を受けた地域で、今は鉄人28号像で有名です。

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台風の日で、空模様は悪かった

講座は、表現することで、自分と向き合うという内容です。
参加者の希望があればZINEを作ろうということで、
お試しでまずは第一回をやることになりました。

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最初の1時間くらいはわたしが『愛と家事』を作ったときの話をしました。

印象的だったのは、
どうして『愛と家事』を書いたんですか?」と聞かれて、
「なぜ自分が離婚することになったのか納得したくてこの本を書いた。
既存のカウンセリングや、いろんな本を読んでも納得できない部分があったので、
自分なりの理屈をつけたかった
と答えたところ、司会の高橋綾さんに
「太田さんのやったことは当事者研究ですね!」
と言われたこと。

当事者研究というのは、北海道のべてるの家で生まれた
当事者がかかえる固有のいきづらさがどうやったらましになるかを、
自分なりに解決方法を探る」というアプローチだそうです。
わたしの本はすごく染みる人と拒絶する人がいて、この差がなんなんだろうと思っていたけど、当事者研究と言われたら納得しました。
わたしみたいなアプローチが効く人もいれば、全く効かない人もいると思います。
万人受けする本じゃないというのがわかってよかったです。


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参考に持って行ったZINEいろいろ(女性が作ったものをセレクト)

そのあと「もしあなたの人生が本だったら?」という、ワークをしました。
これはわたしが考案したもので、
自分の本を作るならどんな目次やタイトルにするかというワークです。
このワークは久しぶりに自分と向き合う時間になったと好評でした。
みなさん目次を作ることで書きたい意欲が刺激されたようで、
是非2回目もということで、これから参加者のみなさんとZINE作りがスタートしそうです。

こちらはもうすでに参加は締切っています。
こういう講座を開催してみたい方は、お気軽に問い合わせ先からご相談ください。