こけし日記

日本語教師1年目

引っ越しで大変だったこと(バンクーバー引き上げ編)

2月の終わりにバンクーバーの家を引き払い、日本に帰ってきました。


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初めて海外から日本に引っ越すので、2月はストレスのあまりお腹が痛くなったり、不眠で悩まされた。


やることリストはこれくらいで、たいしたことないはずなんだけど、
やっぱり英語なのと日本と勝手が違うのがネックだった。
 
1、家具、荷物の処分
2、パッキング
3、公共料金の手続き
4、クレジットカードの解約、銀行口座の閉鎖
5、カナダの確定申告
6、お土産


わたしのうちは2年滞在と決まっていて、最初からバンクーバーで全部処分して、来た時と同じくスーツケース2つで帰ってくるつもりだった。
だから、どれを売ってどれを持って帰るかというような悩みは少なかった。船便で家具を送るという作業がなかったので楽な方だったと思う。
それでも大変だった。
国によってやることは変わるけど、これから海外から日本に引越す人にむけて
参考になればうれしい。

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スコーミッシュの滝

1、家具、荷物の処分

家具は日本人の駐在や留学で引っ越しサポートをしている助っ人Vanさんという人に、新しく駐在や留学で来る人にまとめて売ってもらった。
このサービスのいいところは、家の退去の1日前に荷物を引き取りに来てくれるので前日まで普通に生活できるところと、まとめて売れるところだ。
あと、売る相手が日本人なので日本語でやりとりできるのもいい。

細かい荷物は知り合いにあげたり、クレイグズリストやカナダの日本人向けサイトで売ったりした。
メルカリなどのアプリと一緒で値下げを要求する人もいる。
このときに変に渋ってしまうと、向こうがやる気をなくして連絡がとれなくなることもあった。いくつか交渉途中で終わってあげたり寄付したものもあった。
今思えば変に欲を出さないで言い値で売ったらよかった。

うちは繁華街から遠くて日本人の少ない地区だったので、日本人向けサイトよりクレイグズリストの方がよく売れたし値下げ率も低かった。
クレイグズリストは安全の問題もあるそうだが、英語のやりとりさえ慣れ、安全に気をつければクレイグズリストは便利だった。

結構おもしろかったのは、マンションの入り口に不要品ボックスがあって、
引っ越す人や子どもがいる人なんかがおもちゃや使わないものを置いていって、
住人が勝手に持っていく習慣。
私もそれを活用してハロウィン用に買ったカツラや、余った園芸用品を処分した。

売れないような小さい家電、壊れた家電は近所のコミュニティーセンターでゴミとして引き取ってくれた。
壊れたブレッドマシーンも簡単に処分できて楽だった。
また、教会がやっているような不要品を売るスリフトショップというところがあって、そこに持っていけばどんなものでも引き取ってくれると聞いた。

何回も書いているけどバンクーバーはゴミを出さない、リサイクル文化が徹底している。その気になればゴミを出さずに引っ越しできるのがすごいところだと思った。

2、パッキング

わたしが本の仕事をしているのと古本屋に行くのが趣味で、うちに本が多かった。
パッキングをしようという晩に、クローゼットから段ボール2箱分の本を出して来たときに夫が私に見せたうんざりした顔は、終世忘れることはできないであろう。
何かを得るためには何かを捨てねばならない。
犠牲にしたのは服と靴で、ほとんど人にあげたり売ったりした。

本は最終的にパッキングしきれずに、クロネコヤマトの詰め放題パックで別送した。
関税がかかる商品もあるので、何でも送れるわけではないが、中古品やおみやげなどはこれを使って別送するとかなり楽だった。
旅行者の人にもおすすめのサービスだ。

3、公共料金の手続き

全部オンラインで手続きできて、かなり楽だった。
もともとクレジットカードから引き落としをしていて、それを日本の銀行の口座に引き落とし先を変えておけば滞在ぎりぎりまで電気やネットが使える。
しかも日本の口座から自動的に引き落としてくれるので、日本から料金を振り込む手間がいらない。
携帯とかインターネットは機械を返すとかシムロックを外してもらうとか、店舗に出向かないとできないこともある。

4、クレジットカードの解約、銀行口座の閉鎖

これはちょっと時間がかかった。
銀行口座を残していく人もいるみたいだけど、口座維持費が毎月10ドルくらい取られるのと、マイナス口座になるとペナルティで7000円くらい取られたり、ブラックリストに載るというような話を聞いたので、閉じることにした。

最初にクレジットカードを解約して、そのあと引き落とし先になっている銀行口座を閉じるという流れ。
カナダの銀行は印鑑と通帳がなく、IDカード(パスポートがいるときもある)とサインでこと足りる。日本みたいに何か書類を書かされることもなく、カウンターでその場で手続きしてもらえる。

クレジットカードは解約するのに2、3週間くらい必要だったけど、銀行口座はすぐに閉じられた。
このときに、口座にお金が残っていて送金が必要な人は、送金手続きが必要になる。
シティバンクとか外貨で受け取れる口座を持っていたら、外貨のままでもいいと思うけど、日本円で受け取りたかったので、両替商のVBCE宛のバンクドラフトを作ってもらって、VBCEから日本の口座に送った。
日本の銀行で受け取るときはマイナンバーが必要だった。

5、カナダの確定申告

外国人でも居住者なら税金を払う必要がある。
カナダの確定申告の時期は毎年1月から2月で、その間に銀行や勤め先からT5とかT4といった書類が送られて来る。
これは日本でいう年末調整の書類みたいなやつだ。
その中から払い過ぎなら還付してもらい、払ってない場合は税金を納付する。
日本みたいに控除もあって、配偶者控除とか、バスのマンスリーパスとか、子どもの習い事なんかは控除対象になるみたい。
これも日本人向けにインカムタックスリターンお助け隊というサービスがある。
出国後に還付金が戻ってくる予定だったので、申告のほか、還付金を受け取って、日本の口座に日本円で振り込んでもくれるので、ありがたかった。

6、お土産

これは別に記事を書きたい。
片付けに必死で、日本に帰ってからやばい、買ってないということになりがち。
観光じゃないし、遊びで行ってるわけでもないので、気にしなくてもいいかもしれないけど、餞別をもらっていたり日本から何か送ってもらっていたりしたら、そういうわけにいかない場合もある。
お土産選びのコツはとにかく日本にないとか、珍しいもの。
かつ「軽い」「割れない」「腐らない」。
私はトレーダージョーやホールフーズといった現地スーパーのエコバックを買いまくっていた。

バンクーバーのトレーダージョー(正規店ではなく、トレーダージョーから品物を仕入れて売っている店のよう)
http://www.piratejoes.ca/

ホールフーズ
http://www.wholefoodsmarket.com/stores/robson

あとは、バンクーバーのレトルト食品とかエスニック食品といった日本で手に入りにくい食べ物とか、石けんや珍しい生活用品とかを買っていた。

パタゴニアとかメックといったアウトドア用品も日本より安く買えるし、
セールの時には日本じゃありえないくらいのプライスダウンになるのでおすすめ。
おみやげもの屋さんより、ローカルなスーパーやエコグッズのお店に行った方が喜ばれそうなものが多かった。
あとは変わった紙もの(ステッカー、ハガキ)があれば買っておくと、
送る時にバンクーバー感が出せて便利。

ちなみに、定番のメイプルシロップとメープルクッキーとスモークサーモンは、
日本の輸入食品店でも買えるので、無理に買わなくてもいいと思った。
どうしてもあげたい人には、日本に戻ってから名物を送るなどの方法もあるし、
気持ちの伝え方が大事でそんなにモノは重要じゃないなと思った。

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バンクーバーの夕暮れ

○まとめ

引っ越しは本当に体力を使い、精神的疲労も大変だった。
みんなにさよなら言わなければと人に会いすぎるとか、
家中の物を全部売ろうとするとか、根を詰めすぎるのはよくないと思った。
お別れ会的なものは名残惜しいけど、結構体力がいるので、断ることも大事と思った。

引きこもりだったくせに、最後の方になってあそこに行きたかった、
食べたかったというものがやたら出て来る。
けど、時間も体力もお金も限られている。

それでできなかったことが多かったと結構へこんでいたら、
ツアコンをしていた友達に「全部見たら次見るところがなくなる」と言われて、
それでだいぶ楽になった。

バンクーバーと今生の別れと思うからあれもこれもと詰め込みたくなる。
遠いけど、また行けばいいのだ。
今度は旅行者として、夏の光浴びながらビールを飲んだり、
冬のウツウツとした長雨を見ながらカフェでお茶したり、
中国語が飛び交う飲茶屋さんで飲茶をたらふく食べたりしたい。