バンクーバーから戻って来て早2か月。
毎日いつ終わるんだろうという感じで、部活の合宿最終日が延々続いてる気分だった。
あんなに引っ越しが大変だったはずなのに、ちょっと経つともう記憶が薄れかけている。
バンクーバーから戻ってきて日本の引っ越しで大変だったことを、バンクーバーの違いとに触れながら書いてみる。
1、戸籍がいる
海外に転出する際に、住民票を抜いていったので、日本に居住してないことになっている。そのために、家を借りてから現住所の役所に住民票を出さないといけなかった。
わたしの住んでいる地区だと海外からの転入の場合は、パスポートと戸籍がいると言われた。
で、
こ、こ、戸籍!
ムキー!!!
となった。
住民票を入れるだけなのに、その前に本籍地に戸籍を取りに行く(あるいは郵便請求する)ことが必要になる。
今まではあんまり気にしなかったけど、戸籍制度不便なだけだしやっぱいらないのではと思った。
そして改めて、日本の役所ってワンストップで一つの手続きができなくて不便だなーと思った。
2、身分証明書を作るのが難しい
日本は公的な写真つき身分証明書をゲットするのが難しいと思った。
マイナンバーカードができる前は、住基カード以外だと、パスポートか免許証くらいしかなかった。
でもパスポートも免許証もIDの役目を果たすだけで、本来の用途は違う。
バンクーバーだと、住民ならブリティッシュコロンビア州が出している、BCIDというIDカードを作れる。
手続きは簡単で、役所に行って所定の用紙に記入し、住所がわかる書類を提出し、手数料を払えばいいだけだ。写真はその場で撮ってもらえる。
日本でいう在留証明書みたいなものはない代わりに、このBCIDが身分証明書代わりになっていた。
これでブリティッシュコロンビア州では大体の用が足せた。
例えば働く時には役所に行ってSINナンバーというものが必要だった。
それを取得する際に、役所に行って働けるという証明のために、労働許可証を見せて、身分証明書としてBCIDを見せて、所定の用紙に記入するだけで手続きできる。
いちいちパスポートを持ち歩かなくていい、外国人でも基本的にそれを持っていたら怪しまれることがない、などメリットが多かった。
ちなみに職務質問(カナダでそういうのがあるかわからないけど)をされたりということもなかった。
日本はそういう身分証がない上、役所とか銀行によって使える身分証明書が違うのも不便だと思う。
だから日本もマイナンバーカードができて便利になっていいやんと思った。
でも結構反対意見が多くて、住基カードみたいなことになりそうと思った。
実際問題単にIDとしての用を足す身分証明書がないのは困る人がいるし、
納税を番号で管理している国は多いし、運用してうまくいっている実例もある。
マイナンバーカードについては、なんとなく反対する人の意見もわかる部分もあるけど、マイナンバーカードみたいなのは必要だし、それでどこでも手続きできるようになったら楽でいいのになーと思った。
3、サインじゃなくて印鑑
日本はなんでも手続きの際に印鑑がいるのも忘れていた。
カナダにいたときはサインで済んだので、印鑑を押すのも久しぶりだった。
カナダに行く前は普通に思っていたけど、帰ってきたらなんか不便だなと思った。
夫の職場にいる海外から来た人が、銀行口座を作るのにその人の名前を彫った印鑑が必要だと言われたそうだ。
印鑑の注文する時間やお金が余分にかかる。
また、海外の人でなくても、珍しい名字の人だといちいち注文しないといけない。
なんか印鑑に関する謎のマナーも聞いたりする(上司の隣に自分の印鑑を押すときはお辞儀しているように見えるように、自分の印鑑を上司の方に傾けて押せとか)。
印鑑なんて、ローカルルールが発達しすぎて、どんどん不便にして自分で自分の首をしめている最たる事例じゃないかと思うから、廃止したらいいのにと思った。
4、インターネットでなんでも手続きできない
カナダは国土が広い分インターネットが発達していて、役所の手続き、電気ガス水道などの手続きがほとんどインターネットでできる。
銀行もオンラインバンキングに対応しているので、書類のやりとりがなくてもいろんな手続きが可能だった。
もちろん、インターネットができない人にとっては不便かもしれないけれど、口頭のやりとりに不安があったのでかなり助かった。
また、役所が結構遠かったので、便利だなと思った。
これまでは人と直接やりとりする方がいいと思っていた部分もあったけど、家から出られない人や障害のある人や外国人にとっては、その場で調べられたり、入力すればいいだけだったりするから便利な部分もあるんだなと思った。
あと、時間を選ばないのもいい。
最近は日本もインターネット対応しているところが増えてきていて、帰ってきたら自分が浦島太郎状態でびっくりした。
5、現金社会
カナダはどんな小さな商店でも、ファーマーズマーケットの個人商店でもクレジットカードが使えた。
スマホやタブレット、それらでカード決済できるスクエアのような機械の登場が、
それを後押ししている部分もあると思う。
なのでカナダではほとんど現金を使わないでカード決済で済ませていた。
カード決済で便利だったのは、記録が残ること、現金を落とす心配が減ったこと、
お金をおろすのを忘れて手数料を取られることが減ったこと、などなどいろいろある。
ポイントやキャッシュバックなどお得になる部分もあって、
家計管理の上で便利だと思った。
日本でも同じような感じでやりたいなと思っていたけど、
やっぱり小さいお店とかは現金しか受け付けなかったりする。
日本はまだまだ現金社会で、ちょっとめんどくさいと思った。
最初の1か月はカナダにいたときの感覚が残っていて、
いろいろギャップを感じて、不便だとか変だと感じることが多かった。
特に日本で不便だと感じたのは、最初の役所や銀行などの手続きや、
身分証明や書類に関してだ。
帰ってきて改めて、日本はその社会の成員として認められるハードルが結構高い社会だなと改めて思った。
『仕事文脈』vol.10「Don't work too hard」に原稿を書きました
引っ越しで大変だったこと(バンクーバー引き上げ編)
2月の終わりにバンクーバーの家を引き払い、日本に帰ってきました。
初めて海外から日本に引っ越すので、2月はストレスのあまりお腹が痛くなったり、不眠で悩まされた。
やることリストはこれくらいで、たいしたことないはずなんだけど、
やっぱり英語なのと日本と勝手が違うのがネックだった。
1、家具、荷物の処分
2、パッキング
3、公共料金の手続き
4、クレジットカードの解約、銀行口座の閉鎖
5、カナダの確定申告
6、お土産
わたしのうちは2年滞在と決まっていて、最初からバンクーバーで全部処分して、来た時と同じくスーツケース2つで帰ってくるつもりだった。
だから、どれを売ってどれを持って帰るかというような悩みは少なかった。船便で家具を送るという作業がなかったので楽な方だったと思う。
それでも大変だった。
国によってやることは変わるけど、これから海外から日本に引越す人にむけて
参考になればうれしい。
スコーミッシュの滝
1、家具、荷物の処分
家具は日本人の駐在や留学で引っ越しサポートをしている助っ人Vanさんという人に、新しく駐在や留学で来る人にまとめて売ってもらった。
このサービスのいいところは、家の退去の1日前に荷物を引き取りに来てくれるので前日まで普通に生活できるところと、まとめて売れるところだ。
あと、売る相手が日本人なので日本語でやりとりできるのもいい。
細かい荷物は知り合いにあげたり、クレイグズリストやカナダの日本人向けサイトで売ったりした。
メルカリなどのアプリと一緒で値下げを要求する人もいる。
このときに変に渋ってしまうと、向こうがやる気をなくして連絡がとれなくなることもあった。いくつか交渉途中で終わってあげたり寄付したものもあった。
今思えば変に欲を出さないで言い値で売ったらよかった。
うちは繁華街から遠くて日本人の少ない地区だったので、日本人向けサイトよりクレイグズリストの方がよく売れたし値下げ率も低かった。
クレイグズリストは安全の問題もあるそうだが、英語のやりとりさえ慣れ、安全に気をつければクレイグズリストは便利だった。
結構おもしろかったのは、マンションの入り口に不要品ボックスがあって、
引っ越す人や子どもがいる人なんかがおもちゃや使わないものを置いていって、
住人が勝手に持っていく習慣。
私もそれを活用してハロウィン用に買ったカツラや、余った園芸用品を処分した。
売れないような小さい家電、壊れた家電は近所のコミュニティーセンターでゴミとして引き取ってくれた。
壊れたブレッドマシーンも簡単に処分できて楽だった。
また、教会がやっているような不要品を売るスリフトショップというところがあって、そこに持っていけばどんなものでも引き取ってくれると聞いた。
何回も書いているけどバンクーバーはゴミを出さない、リサイクル文化が徹底している。その気になればゴミを出さずに引っ越しできるのがすごいところだと思った。
2、パッキング
わたしが本の仕事をしているのと古本屋に行くのが趣味で、うちに本が多かった。
パッキングをしようという晩に、クローゼットから段ボール2箱分の本を出して来たときに夫が私に見せたうんざりした顔は、終世忘れることはできないであろう。
何かを得るためには何かを捨てねばならない。
犠牲にしたのは服と靴で、ほとんど人にあげたり売ったりした。
本は最終的にパッキングしきれずに、クロネコヤマトの詰め放題パックで別送した。
関税がかかる商品もあるので、何でも送れるわけではないが、中古品やおみやげなどはこれを使って別送するとかなり楽だった。
旅行者の人にもおすすめのサービスだ。
3、公共料金の手続き
全部オンラインで手続きできて、かなり楽だった。
もともとクレジットカードから引き落としをしていて、それを日本の銀行の口座に引き落とし先を変えておけば滞在ぎりぎりまで電気やネットが使える。
しかも日本の口座から自動的に引き落としてくれるので、日本から料金を振り込む手間がいらない。
携帯とかインターネットは機械を返すとかシムロックを外してもらうとか、店舗に出向かないとできないこともある。
4、クレジットカードの解約、銀行口座の閉鎖
これはちょっと時間がかかった。
銀行口座を残していく人もいるみたいだけど、口座維持費が毎月10ドルくらい取られるのと、マイナス口座になるとペナルティで7000円くらい取られたり、ブラックリストに載るというような話を聞いたので、閉じることにした。
最初にクレジットカードを解約して、そのあと引き落とし先になっている銀行口座を閉じるという流れ。
カナダの銀行は印鑑と通帳がなく、IDカード(パスポートがいるときもある)とサインでこと足りる。日本みたいに何か書類を書かされることもなく、カウンターでその場で手続きしてもらえる。
クレジットカードは解約するのに2、3週間くらい必要だったけど、銀行口座はすぐに閉じられた。
このときに、口座にお金が残っていて送金が必要な人は、送金手続きが必要になる。
シティバンクとか外貨で受け取れる口座を持っていたら、外貨のままでもいいと思うけど、日本円で受け取りたかったので、両替商のVBCE宛のバンクドラフトを作ってもらって、VBCEから日本の口座に送った。
日本の銀行で受け取るときはマイナンバーが必要だった。
5、カナダの確定申告
外国人でも居住者なら税金を払う必要がある。
カナダの確定申告の時期は毎年1月から2月で、その間に銀行や勤め先からT5とかT4といった書類が送られて来る。
これは日本でいう年末調整の書類みたいなやつだ。
その中から払い過ぎなら還付してもらい、払ってない場合は税金を納付する。
日本みたいに控除もあって、配偶者控除とか、バスのマンスリーパスとか、子どもの習い事なんかは控除対象になるみたい。
これも日本人向けにインカムタックスリターンお助け隊というサービスがある。
出国後に還付金が戻ってくる予定だったので、申告のほか、還付金を受け取って、日本の口座に日本円で振り込んでもくれるので、ありがたかった。
6、お土産
これは別に記事を書きたい。
片付けに必死で、日本に帰ってからやばい、買ってないということになりがち。
観光じゃないし、遊びで行ってるわけでもないので、気にしなくてもいいかもしれないけど、餞別をもらっていたり日本から何か送ってもらっていたりしたら、そういうわけにいかない場合もある。
お土産選びのコツはとにかく日本にないとか、珍しいもの。
かつ「軽い」「割れない」「腐らない」。
私はトレーダージョーやホールフーズといった現地スーパーのエコバックを買いまくっていた。
バンクーバーのトレーダージョー(正規店ではなく、トレーダージョーから品物を仕入れて売っている店のよう)
http://www.piratejoes.ca/
ホールフーズ
http://www.wholefoodsmarket.com/stores/robson
あとは、バンクーバーのレトルト食品とかエスニック食品といった日本で手に入りにくい食べ物とか、石けんや珍しい生活用品とかを買っていた。
パタゴニアとかメックといったアウトドア用品も日本より安く買えるし、
セールの時には日本じゃありえないくらいのプライスダウンになるのでおすすめ。
おみやげもの屋さんより、ローカルなスーパーやエコグッズのお店に行った方が喜ばれそうなものが多かった。
あとは変わった紙もの(ステッカー、ハガキ)があれば買っておくと、
送る時にバンクーバー感が出せて便利。
ちなみに、定番のメイプルシロップとメープルクッキーとスモークサーモンは、
日本の輸入食品店でも買えるので、無理に買わなくてもいいと思った。
どうしてもあげたい人には、日本に戻ってから名物を送るなどの方法もあるし、
気持ちの伝え方が大事でそんなにモノは重要じゃないなと思った。
バンクーバーの夕暮れ
○まとめ
引っ越しは本当に体力を使い、精神的疲労も大変だった。
みんなにさよなら言わなければと人に会いすぎるとか、
家中の物を全部売ろうとするとか、根を詰めすぎるのはよくないと思った。
お別れ会的なものは名残惜しいけど、結構体力がいるので、断ることも大事と思った。
引きこもりだったくせに、最後の方になってあそこに行きたかった、
食べたかったというものがやたら出て来る。
けど、時間も体力もお金も限られている。
それでできなかったことが多かったと結構へこんでいたら、
ツアコンをしていた友達に「全部見たら次見るところがなくなる」と言われて、
それでだいぶ楽になった。
バンクーバーと今生の別れと思うからあれもこれもと詰め込みたくなる。
遠いけど、また行けばいいのだ。
今度は旅行者として、夏の光浴びながらビールを飲んだり、
冬のウツウツとした長雨を見ながらカフェでお茶したり、
中国語が飛び交う飲茶屋さんで飲茶をたらふく食べたりしたい。
バンクーバーに持って来なくてよかったもの
もうすぐ帰国なので、1-2年バンクーバーに住む人向けに、
持って来てよかったものをまとめてみました。
「これが必須」っていうのは、
個人差があると思いますので、あくまでも「私の」です。
中編で持ってくればよかったもの、
後編で持って来なくてよかったものをまとめます。
○バンクーバーに持って来なくてよかったもの
日本ぽいもの
浴衣、下駄、折り紙、日本のことを紹介する本等・・・。
人によると思うけど、わたしは浴衣や下駄は全く使う機会がなかった。
あと、日本人、アジア人が多くて、伝統的な「チャノユ」「キモノ」「オリガミ」みたいな「ジャパン」を知りたい人より、「いきものがかり」とか「ポケモン」とかに詳しい人や、ポップカルチャーを知りたい人の方が多かった。
それは住む場所、知り合う世代にもよるかもしれない。
フォーマルな服(スーツ、ドレスなど)
夫の仕事の都合で住むことになったので、最初は無職でほぼ知り合いがいない状態で引っ越したせいか、本当にびっくりするくらいまったく使う機会がなかった。
服
服の記事は前に一回書いたけど、持ってくるのは必要最小限でいいと思う。
なぜなら、環境が変われば着る服が変わるからです。
種類は少ないけど買えるし、季節ごととクリスマス前後にセールがあり、30%から70%くらい値下がるので、日本からの輸送費を考えたら必要最小限だけ持って来て、買い足した方が得ではないかと思います。
それから、アウトドアの服はアメリカ、カナダのメーカーはこちらの方が安いし、
種類も多いです。
サイズの問題はありますが、掲示板やフリマで日本人から買えます。
古着を安く買って来て、こちらで処分するという方法もアリでしょう。
本
来て3か月くらいは、日本語を読むのが苦痛で、読みませんでした。
それから、帰る時に処分が大変。
あと、種類は少ないけど図書館に日本の本は置いてあるし、
ガレージセールや古本セールなどもあります。
あと、今は電子書籍もあるので、無理に持ってくる必要はないと思いました。
便せん、手紙
「カナダからの手紙」という歌があり、憧れて私もカナダから手紙を書こうと張り切って持って来ましたが、全然書きませんでした。
こっちはカード文化なので、カードの出番の方が多いというのも理由です。
手紙、便せんを持ってくるくらいなら、ちょっと変わった日本の絵はがきを持ってくればよかったと思いました。
日本の食べ物
カップラーメン、調味料、お菓子、インスタント食品、納豆、明太子・・・高いものもあるけど、一通り買えます。
どうしても好きなものとかこだわりがあるもの(調味料、だし、和菓子、お茶、ふりかけ等)だけ持って来たらいいと思いました。
また思い出したら追加します。
これからバンクーバーに住む人に参考になればうれしいです。
バンクーバーに持って来たらよかったもの
もうすぐ帰国なので、1-2年バンクーバーに住む人向けに、
持って来たらよかったものをまとめてみました。
「これが必須」っていうのは、
個人差があると思いますので、あくまでも「私の」です。
前編で持ってくればよかったもの、
後編で持って来なくてよかったものをまとめます。
○バンクーバーに持って来たらよかったもの
日本語の実用書
例えば
文法書、ガイドブック、レシピ等。
文法書はどの前置詞を使うとか、仮定法とか、テストでは解けても、実際会話で使えない・・・。英語の文法書は手に入りやすいけど、ちょっと知識があいまいだったら読んでも逆にこんがらがったりするので、ちょっと危ういなと思う人は、持っていった方がいいと思います。
一般書でもいいけど、高校の日常学習と受験用の中間くらいのが使いやすいと思う。
ガイドブックは旅行に行きたくなったときに困る。ネットでも情報は出ているけど、やっぱりガイドブックが網羅的で信頼できるので。
電子書籍で買えるものもあるのでしょうが、ガイドブックは紙の方が使いやすい。
近隣の国に旅行予定のある人は、持って来た方が便利。
レシピも同じく。クックパッドあるけど、最近は有料会員にならないと見られないものも多いし、基本のおかずは料理書の方が使いやすい。
野菜の切り方、下ごしらえの仕方、基本的なおかずを作るために必要な調味料の比率、基本的なおかずの作り方を網羅的に載っているようなものが使いやすいと思う。
腹巻き、五本指靴下、ホッカイロ
冷え性の人は必須。どれも売っているのをあまり見かけません。
売っていても高いし。バンクーバーでは真冬に嘘みたいな薄着の人をよく見かけるので、必要ないんでしょうね。
ガムテープ、セロハンテープ
くっつきが悪かったり、べたべたしたりする。あと高い。
日本製が断然いいです。
くっつくものといえば、絆創膏も日本製の方がいろんな大きさがあって、
粘着力がよかったです。
健康管理に必要なもの
自分の健康管理に必要なものは、ちょっと大目に持ってきてもいいと思います。
例えば
風邪薬、のど飴、生理用品、目薬、正露丸、魚の目とり等・・・。
私は胃が弱いので、胃が痛くなるとのんでいた胃薬を日本から送ってもらいました。
こっちでも買えるけど、スーツケースの中に入るもの
例えば、体重計とか壁掛け時計とか。
こっちで買ってもいいですが、どうせ帰るときに処分するし、
処分するくらいだったらスーツケースの中に入れて持って来たらいいと思いました。
逆にこっちで買って捨てればいいと考えるかもしれないので、その辺は持っているものへの愛着度や使用年数などによるかもしれません。
また思い出したら追加します。
バンクーバーに持って来てよかったもの
もうすぐ帰国なので、1-2年バンクーバーに住む人向けに、
持って来てよかったものをまとめてみました。
「これが必須」っていうのは、
個人差があると思いますので、あくまでも「私の」です。
中編で持ってくればよかったもの、
後編で持って来なくてよかったものをまとめます。
○持って来てよかったもの
バスタオル
ふわふわのタオルは日本クオリティ。こちらで買ったタオルはごつくて使い心地があまりよくありませんでした。
文房具全般
気の利いた雑貨店で、かわいいと思った文房具はたいてい日本製でした。
日本の文房具はほんとに気がきいてるし、質がよくて便利。
特に勉強で来る方は、クリアファイル、ボールペン、蛍光ペン、ふせんなど使いそうなものは大目に持ってきといた方がいいと思います。
ちょっとしたプレゼントやカードを書くのに(こちらはカード文化!)、キラキラペンやマスキングテープのようなかわいいものもあるとなおよしです。
炊飯器
小さいサイズのを、無理矢理スーツケースに入れて持って来ました。
日本の炊飯器の方がおいしくたけるし、当日から米さえ買えばすぐに食べられるので、米ラブの方は持参するとよいかも。
ドライヤー
これも、当日からすぐに使えるので、髪の長い人はあると便利。
愛用品があると落ち着きます。
いらないときはどうでもいいけど、ないとイライラするもの
例えば
ハサミ、爪切り、体温計とか。
特に爪切りは切りたいときにすぐ切りたい。
体温計も調子悪いと思ったらすぐはかりたい。
ハサミも使いたい時に切りたい。
サイズがでかいもの
例えば
綿棒、マスク、歯ブラシとか。
サイズが全体的にでかいので、日本サイズのものがぴったりです。
水着
日本ではほとんど使わなかったのに、意外と出番があった。
あると、海、プール、スパ、サウナなどに行きたいときにすぐ行ける。
銭湯好きなので、プールに併設のサウナやジャグジーにつかりに行くのに便利でした。
サングラス、折り畳み傘、レインブーツ
季節物。
サングラスは、2月でも晴れの日はまぶしいし、
夏は日差しが強いのでどの季節でも必須。
冬は雨が多いので、防水必須。日本の折り畳み傘は丈夫でコンパクト、しかも安い。
防寒も兼ねて、レインブーツも必須。
また思い出したら、追加します。
英語学習を続けるコツ
バンクーバー滞在もあと1か月ほど。
最近は引っ越しの準備のために不要品を売ったり、部屋を片付ける毎日。
英語を使う生活もあとわずかですが、日本に帰ったら使う機会も勉強する気も減るだろうと、今更ながら英語を勉強する気持ちが戻ってきた。
カナダに来てからいろんな勉強法を試してみたけど、私は今のところオンライン英会話が一番続いている。
そこで、どんな理由があれば英語学習が続くか考えてみた。
1、カナダに来て試した勉強法と挫折した理由
カナダに来てから結構いろんな勉強法を試してみた。
・コミュニティセンターの英語クラス
・英語学校
・ミートアップなどの英会話クラブ
・NHK英会話を毎日聞く
・バンクーバーの図書館に置いてあるESLテキストで独学
・ラジオ、テレビ、映画などを見たり聞いたり
もともと夫の都合で来たこともあって、英語学習に家計に響くほどの費用は出せなかった。だからなるべく独学でやろうと思って、オンラインでNHKの英会話を毎日聞いたり、コミュニティセンターのクラスに行っていた。
けど、知っていることばかりで飽きてしまったり、逆に会話についていけなくて凹むことが多かった。短期で学校に通ってみたけど、長期で続けるほどの費用や時間はなかった。
じゃあと、図書館で無料の教材を借りて自分でやろうとしても、仕事を始めたら休みの日や仕事の後は疲れていて、テキストを開く気にならなかった。
毎日継続できなくて、自分から英語を勉強しに来ている人に比べて切実さが足りないなーと自己嫌悪になったりしていた。
2、続かなかった一番の原因
思い返すと、続かなかったいちばんの大きな原因は
飽きやすい
ことだ。
もちろん、会話以外の文法や英語の文を読んだり書いたりするのも勉強のうちなんだけど、そのことに飽きてしまった。
理由は簡単で、語学は何かをするためのツールなので、レスポンスが帰って来ないとつまらなく感じるし、通じるか通じないのかわからないものを1人でこつこつやるのが辛く感じるようになってしまった。
やらなきゃなー、でも続けられないの無限ループにはまりかけていたとき、たまたま夫がオンライン英会話を始めた。
夫が継続できているのに興味をもって、わたしも始めることにした。
3、オンライン英会話が続いている理由
最初はどうせまたすぐに飽きると思いながら、期待せずに始めた。
それが意外なことに、なんとか今のところ3か月続いている。
わたしがやっているオンライン英会話は、毎月25分の授業を定額で受けられるコースで、毎日やってもやらなくても値段は変わらない。
なるべく多く授業を取った方が得なので、さぼる気が減る。
値段は高いか安いかは人によると思うけど、カナダの物価や学校に通う時間と比べたら安いと思う。
私は特に学校に行って習いたいことがあるわけでもないし、ものすごく英語が好きでもない。けど、海外に住んでいて英語が必要という状態だった。
そういう自分にとっては払える値段だった。
授業は毎日自分でオンラインで予約して、その際に教材も先生も自由に選べる。
また、授業時間が短いので、いくら気分が乗らなくても25分ならすぐに終わるし、キャンセルもできるけど、一旦予約すれば相手がいると思うと、さぼるということがしにくくなる。
それに、何人かお気に入りの先生を見つけると、その先生と話すことが楽しみになるし、顔を合わせていると通じたか通じてないのかすぐにわかる。
さらには毎回評価が出るので、自分がどれくらいできたかや伸びたかがわかる。
なにより、2、3日やらないとすぐにしゃべれなくなっているのがわかるので、やらなきゃと自然に思えるようになった。
4、どうやったら習慣づけられるか
今は、オンライン英会話の授業とその前後に予習復習を組み込んで、それに加えて文法とか読解とかの勉強もやるようにしたら、なんとなく毎日英語の勉強を習慣づけられるようになった。
英語やりたいなー、やらなきゃ、でも続かない、という悩みを持っている人は、あれもこれもと手を出すよりも、まず短い時間でもいいので毎日続けられるものを核にしたらいいんじゃないかと思う。
わたしはお金を払ったとか、予約を入れたら守らないといけない、というような外的な要因がないと難しいタイプだった。
けど、そうじゃない人は英字新聞を読むとか、英語の曲を聞くとか、英語アプリを毎日何分やるとかでもいいと思う。
具体的には、
1、自分の状況や性格に合った日課を1つ決める
2、それをやる時間を一日のスケジュールに入れる(夕食後とか、出勤前とか)
4、どれくらいの時間やるか決める(短くてもいい)
5、その前後にそれと関連したほかの勉強も組み込む
6、それを習慣づける
特に4は大事で、短くてもいいから毎日できる量にした方がいい。
毎日のノルマが少ない方が継続しやすいし、できなかったときの挫折感も少なくなる。
5については、毎日できた方がいいけど、無理なときは、日課だけにする。
柔軟さをもたせることが、毎日続けられるようコツだ。
日課がだんだん続くようになると、毎日やらないのが気持ち悪くなってくる。
それに、やらないとできなくなるのが自分でもわかってくる。
そうなったらもう英語学習が習慣化している。
習慣づけるためには3か月くらいかかると思う。
でも、一旦生活の一部になると、やるのが当たり前になって、嫌だなーとかめんどうという気持ちは減ってくる。
環境が変わったときが一番継続できなくなりやすい。
これから日本に帰ったときに、またさぼらないように、この習慣を忘れないようにしたい。